フリマの窓口

募集実務

【主催者向け】出店区分の作り方|アマ・プロ・アート・企業を分ける理由

フリマを続けていると、「隣が業者みたいな品ぞろえで、家庭の不用品が売れない」「新品ばかりのブースがあってフリマらしくない」という声が出てきます。こうした不満を防ぐのが、出店区分です。区分をどう分け、どう書けば出店者が迷わないかを考えます。

区分を分ける理由

一つ目は、公平さです。家庭の不用品を少しずつ売る人と、仕入れた新品をたくさん並べる人が同じ料金だと、後者のほうが得をします。区分ごとに料金を変えることで、売る量や利益に応じた負担にできます。

二つ目は、会場の雰囲気と来場者の満足です。フリマに来る人の多くは、掘り出し物の中古品を探しています。新品や業者の品ぞろえばかりでは、フリマらしさが薄れます。

三つ目は、法律と会場の条件です。仕入れ品の販売には古物商許可が必要な場合があり、公園など公共の会場では家庭の不用品だけに限る条件がつくこともあります。区分を分けておけば、確認が必要な出店者を絞り込めます。

よく使われる区分

アマチュア(一般)出店は、家庭の不用品を売る出店です。もっとも安い料金にし、会場の中心になる区分です。

プロ出店は、新品、仕入れ品、同じ物を大量に並べる出店です。料金を高めにし、出店できる会場を限ったり、古物商許可証の写しの提出を求めたりします。

アート(ハンドメイド)出店は、自作の作品を売る出店です。手作り品の多いエリアにまとめると、作品目当ての来場者が集まりやすくなります。

企業出店(PRブース)は、商品の紹介や宣伝を目的にした企業の出店です。一般の出店よりかなり高い料金を設定し、勧誘やチラシ配りのルールを別に決めます。

線引きは、例を挙げて書く

区分の説明は、抽象的な言葉だけでなく、具体例を挙げて書くと迷いが減ります。たとえば「中古品でも同じ商品が多数ある場合」「ぬいぐるみ、カード、ゲームセンターの景品、フィギュアなどのコレクション品をまとめて並べる場合」はプロ料金、と書いている主催者があります。

「新品が少し混じる程度ならアマチュアでよい」「手作り品と不用品を一緒に売る場合はどちらの区分か」など、よくある質問への答えも載せておきます。

区分を偽った出店が見つかったときの扱い(その場で区分を変更して差額をもらう、退場、次回以降の出店停止など)も決めて、規約に書いておきます。

  • 区分ごとに対象の具体例を書いた
  • プロ扱いになる例(同一品多数・コレクション品など)を書いた
  • 区分を偽ったときの扱いを規約に書いた

会員制度をつくるなら

何度も来てくれる出店者を増やしたいなら、会員制度も選択肢です。年会費を払った会員は出店料を安くする、という形が一般的です。たとえば、年会費なしで何度でも出店できる「お試し会員」と、年会費(例:年2,000円)で出店料が安くなる会員を用意している主催者があります。

会員制度は、出店者の名簿を整えることにもつながります。名前・住所・連絡先を登録してもらうことで、違法品対策や、中止のときの連絡にも役立ちます。

ただし、会員管理には手間がかかります。小規模な会場なら、会員制度をつくらず、区分ごとの料金だけで運営するほうがシンプルです。

よくある質問

Q. プロ出店を受け付けないほうがいいですか。A. 公園など会場の条件で不用品に限られる場合は受け付けられません。そうでなければ、料金や区画を分けて受け付けると、出店料の収入が増え、品ぞろえも豊かになります。

Q. 区分ごとに料金はどれくらい変えればいいですか。A. 主催者の例では、プロ出店はアマチュアより1ブースあたり500円〜1,500円ほど高い設定がよく見られます。企業出店は数万円の設定もあります。

Q. 手作り品の出店者が少ないのですが。A. アート出店のエリアをつくり、手作り品の出店者向けに告知すると集まりやすくなります。ハンドメイドのイベントを同時開催する主催者もあります。

会場ごとにルールは異なります。申込前と開催前に、主催者が公開する最新の募集要項をご確認ください。