フリマの窓口

当日運営

【主催者向け】偽ブランド品・違法品を出させないフリマ運営

偽ブランド品や違法な品物が並ぶフリマは、来場者の信頼を失い、警察沙汰になれば会場の貸し主からも次はないと言われかねません。主催者がすべての品物を見分けることはできませんが、「出させない仕組み」をつくることはできます。大手の主催者が実際に取り入れているやり方をもとに整理します。

禁止品は具体的に、募集要項の目立つ場所に書く

「法律に違反する物は禁止」と書くだけでは、出店者は何がだめなのか分かりません。偽ブランド品・コピー品、海賊版のソフトやDVD、盗品、医薬品、たばこ、刃物やモデルガン、生き物、中身の見えないくじや福袋など、品目を具体的に並べます。

判断のつきにくい物は、主催者として方針を決めておきます。たとえば、本物のハイブランド品も見分けがつかないため一律禁止にする、キャラクターの布やパーツを使った手作り品は禁止する、子ども向けシールは当面禁止する、といった具合です。実際に、こうした方針を明記している主催者が複数あります。

「パロディ」「偽物です」と書いて売る行為も認めないことを、はっきり書いておくと、言い逃れを防げます。

  • 禁止品を品目ごとに具体的に書いた
  • 本物のハイブランド・キャラクター手作り品などの方針を決めた
  • 「偽物と明記しても不可」と書いた

申込時に「出店品目」と区分を申告してもらう

申込フォームに、主な出店品目を書く欄を設けます。品目を書いてもらうことで、出店者自身にルールを意識してもらえますし、明らかに問題のある申込を事前に断ることもできます。

仕入れ品や新品を扱う「プロ出店」には、古物商許可証の写しや、商品を扱う権利を示す書類の提出を求める主催者もあります。家庭の不用品の出店と区分を分けておくと、確認すべき相手を絞り込めます。

名前・住所・電話番号の登録を必須にし、代理出店や代理申込を認めないルールにしておくと、誰が何を売ったのかを後からたどれるようになります。

当日の受付で身分証を確認する

最近は、違法品対策として、当日の受付で運転免許証や保険証などの身分証の提示を求める主催者が増えています。身元を確かめられる場では、違法な品物を持ち込みにくくなります。

受付では、確認書に名前と連絡先を書いてもらい、出店許可証を渡します。許可証をブースの見える場所に置いてもらえば、巡回のときに誰のブースかがすぐ分かります。

開催中は巡回して、見つけたらすぐ対応

スタッフが開催中に会場を回り、禁止品が並んでいないかを確かめます。大手の主催者は、スタッフによる違反品の検品を随時行っていると案内しています。

禁止品を見つけたら、まず販売をやめて片付けてもらいます。悪質な場合や指示に従わない場合は、退場を求め、次回以降の出店を断ります。偽ブランド品や盗品など法律に触れる物は、警察に通報すると規約に書いておく主催者もあります。

来場者や他の出店者から「これは怪しい」という情報が寄せられることもあります。受付や連絡先を案内しておき、情報を受けたらすぐに確認に行ける体制にしておきます。

規約に「違反したときの扱い」を書いておく

出店規約には、違反があったときの扱いを書いておきます。販売の中止と退場、出店料は返金しないこと、悪質な場合は恒久的に出店を断ること、損害が出た場合は賠償を求めることがあること、警察からの照会には応じること、などです。

あらかじめ書いておけば、当日に強い対応をとっても「聞いていない」と言われずに済みます。申込の時点で規約への同意を求め、同意した人だけが出店できる形にしましょう。

よくある質問

Q. 本物かどうか、主催者に見分けられません。A. 見分けられないからこそ、真贋が分からない物は出させない、高級ブランドは本物でも禁止する、という方針をとる主催者が多いのです。主催者が鑑定する必要はありません。

Q. 身分証の確認は、出店者に嫌がられませんか。A. 違法品対策であることを募集要項で説明しておけば、ほとんどの出店者は理解してくれます。安心して買い物ができる会場であることは、出店者にとっても売上につながります。

Q. 警察にはどんなときに連絡すればいいですか。A. 偽ブランド品や盗品の疑いが強い物を見つけたとき、出店者が指示に従わないとき、トラブルが起きたときです。迷ったら、会場を管轄する警察署に相談してください。

参考にした公的な情報

会場ごとにルールは異なります。申込前と開催前に、主催者が公開する最新の募集要項をご確認ください。