出店形態
手持ち出店の荷物を減らす|台車・ラック・収納の選び方
手持ち出店は、車出店より出店料が安く、電車やバスで来られる人でも出店しやすいのが魅力です。その代わり、商品も道具もすべて自分で運ぶ必要があります。運べる量には限りがあるので、何を持っていき、どうまとめるかを工夫することが、楽に出店するための近道です。
まず「一度で運べる量」を決める
手持ち出店の準備は、持っていきたい商品を全部集めることから始めるのではなく、「一度に運べる量」を先に決めることから始めます。駐車場や駅から区画まで、何往復もするのは大変ですし、往復している間は区画を空けることになります。
目安としては、台車1台分と、肩に掛けるバッグ1つ程度に収まる量です。商品が多すぎると感じたら、売れやすい物と単価の高い物を優先し、残りは次回の出店に回します。たくさん持っていっても、並べきれなければ売れません。
家族や友人と出店する場合は、一人ひとりが運ぶ物を決めておくと、搬入がスムーズです。
台車・キャリーの選び方
手持ち出店でいちばん役に立つのが台車です。荷台を折りたためるタイプなら、電車やバスでも持ち運びやすく、使わないときは区画の後ろに立てておけます。車輪は大きめの物を選ぶと、公園の砂利道や段差でも進みやすくなります。
折りたたみ式のキャリーワゴンは、箱型で荷物が落ちにくく、柔らかい物や形の不ぞろいな物もまとめて入れられます。会場では、そのまま商品のかご代わりに使えるのも便利な点です。
スーツケースやキャリーバッグも、衣類のように軽くてかさばる物を運ぶのに向いています。中身ごと区画まで運び、開いた状態で商品を並べるディスプレイ代わりにも使えます。
- 台車は折りたためて、車輪が大きめの物
- キャリーワゴンは、そのまま商品のかごとしても使える
- 衣類はスーツケースにまとめると運びやすい
- 荷物を固定するゴムバンドやロープ
道具は「折りたためる・軽い・兼用できる」
手持ち出店では、道具も軽く小さくまとめることが大切です。テーブルやラックは、折りたたんで台車に積める物を選びます。重い木製の棚より、アルミや樹脂の軽い物の方が、運ぶ負担がずっと小さくなります。
一つの道具をいくつもの用途に使えると、荷物が減ります。たとえば、商品を運ぶプラスチックの箱は、会場では裏返して台にしたり、立てて棚代わりにしたりできます。レジャーシートは、敷物にも、急な雨のときの商品の覆いにも使えます。
釣り銭の入れ物、値札、ペン、ビニール袋、テープといった小物は、一つのポーチにまとめておきます。会場で小物を探す時間が減り、忘れ物も防げます。
商品の詰め方で、設営の時間が変わる
商品は、会場で並べる順番を考えて箱に詰めます。区画の手前に並べたい売れ筋の商品は、取り出しやすいよう上のほうに入れます。箱の側面に中身を書いておくと、設営のときに迷いません。
衣類は、ハンガーに掛けたまま運べるように、ハンガーごと大きな袋に入れる方法があります。会場でそのままラックに掛けられるので、たたみ直す手間が省けます。
割れ物は新聞紙や緩衝材で包み、ほかの商品と別の箱にします。値札は事前に付けておけば、箱から出すだけで並べられます。
撤収と帰りの荷物を軽くする工夫
帰りの荷物は、売れた分だけ軽くなるのが理想です。撤収の1時間ほど前から値下げをすると、売れ残りを減らせます。どうしても持ち帰りたくない物は、値段を大きく下げるか、「ご自由にどうぞ」の箱にまとめます。ただし、会場によっては無料での配布が認められていないこともあるので、事前に確認しておきます。
撤収は、来たときの逆の順番で、小物、商品、道具の順に片付けると、台車への積み込みがスムーズです。売上金と釣り銭は、商品とは別のバッグに入れ、身につけて持ち帰ります。
出店のあとは、運ぶのが大変だった物、使わなかった道具をメモしておきます。次の出店では、それを持っていかないだけで、荷物はさらに軽くなります。
よくある質問
Q. 手持ち出店で、テーブルは必要ですか。A. 必須ではありません。レジャーシートの上に並べる方法もありますが、商品を腰の高さに置くと見てもらいやすくなります。折りたたみのテーブルや、商品を運ぶ箱を裏返して台にする方法なら、荷物を増やさずに済みます。
Q. 電車で手持ち出店に行っても大丈夫ですか。A. 大丈夫ですが、混雑する時間帯を避け、折りたたみの台車やキャリーにまとめて運ぶのが安心です。ほかの乗客の迷惑にならないよう、運べる量を事前に決めておきます。
Q. 衣類をたくさん持っていくには、どうすればよいですか。A. スーツケースやキャリーバッグにまとめると、軽くてかさばる衣類を一度に運べます。ハンガーに掛けたまま袋に入れておくと、会場でそのままラックに掛けられ、設営が早くなります。
Q. 売れ残りを減らすには、どうすればよいですか。A. 撤収の1時間ほど前から値下げを始めるのが効果的です。持ち帰りたくない物は、値段を大きく下げるなどして手放します。無料での配布を認めていない会場もあるので、事前に確認しておきます。
会場ごとにルールは異なります。申込前と開催前に、主催者が公開する最新の募集要項をご確認ください。