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【主催者向け】夏のフリマの熱中症対策|暑さ指数を使った判断と当日の備え

夏のフリマは集客が見込める一方で、熱中症のリスクがもっとも高い季節でもあります。出店者は早朝から設営し、来場者は日差しの中を歩き回ります。主催者として「何度なら開くのか」「倒れた人が出たらどうするのか」を事前に決めておくことが、出店者と来場者を守ることにつながります。

開催判断の基準を、前もって決めておく

暑さの判断には、気温ではなく暑さ指数(WBGT)を使うのがおすすめです。環境省の熱中症予防情報サイトで、地点ごとの予報と実況を確認できます。

環境省が紹介している日常生活の目安では、暑さ指数28以上31未満が「厳重警戒」、31以上が「危険」で、31以上では外出をなるべく避けるよう呼びかけています。たとえば「当日の予報が31以上なら中止または時間短縮」「28以上なら注意喚起を強める」など、主催者としての基準を決め、募集要項で出店者に伝えておくと判断がぶれません。

7月〜9月は高温のため開催しない、または状況により中止すると、あらかじめ案内している主催者もあります。真夏の開催をやめて、春と秋に回数を増やすのも一つの考え方です。

  • 暑さ指数の確認方法(地点・時刻)を決めた
  • 中止・時間短縮にする基準を決めた
  • 基準を募集要項で出店者に伝えた

会場づくり:日陰・休憩所・給水

来場者が休める日陰の休憩所を用意します。テントを一張り立てるだけでも違います。近くに屋内の施設があれば、具合の悪い人を移せる場所として確保しておきます。

飲み物を買える場所(自動販売機、売店、キッチンカー)があるかを確認し、なければ飲み物の持参を呼びかけます。来場者向けの告知でも、帽子や飲み物の持参を案内しておきましょう。

開催時間を、暑さのピークを避けて午前中だけにする、夕方からにする、といった工夫もできます。屋根のある会場(立体駐車場、屋根付き広場)を選ぶのも有効ですが、風が通らず熱がこもる場所もあるので注意が必要です。

出店者への注意喚起

出店者は設営から撤収まで長時間屋外にいます。募集要項や前日の案内で、日よけ(重りで固定したテントやパラソル)、多めの飲み物、2人以上での出店をすすめておきます。

車出店は、開催中に車を動かせないため、体調が悪くなってもすぐに帰れません。真夏は、体調不良のときは車を出せるよう誘導する、手持ち出店を勧める、などの配慮も考えます。

テントは、強風で倒れると事故になります。重りの基準(たとえば各脚に何kg以上)を決め、守られていない場合は使用を断るルールにしておくと安全です。

体調不良者が出たときの動き

スタッフ全員が、熱中症の主な症状(めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、だるさ、意識がはっきりしない)と、応急処置(涼しい場所へ移す、体を冷やす、水分と塩分をとらせる)を知っておくようにします。

意識がおかしい、自分で水が飲めない、といった場合は、迷わず救急車を呼びます。誰が119番に連絡するか、救急車をどこへ誘導するか(会場の住所・入口)を、事前に決めておきましょう。

スタッフ自身も熱中症になります。交代で休憩をとり、水分補給の時間を決めておくことも大切です。

よくある質問

Q. 当日の朝に暑さ指数が基準を超えていたら、どう知らせますか。A. 雨天中止と同じ方法(ホームページ、LINE、SNS、電話)で、決めた時刻までに知らせます。中止の場合の出店料の扱い(順延・返金など)も、雨天中止と合わせて事前に決めておきます。

Q. 小さな会場でも休憩所は必要ですか。A. 規模が小さくても、日陰がない会場では休める場所が必要です。テント一張りと、いすをいくつか置くだけでも、体調不良を防ぐ助けになります。

Q. 参考になる資料はありますか。A. 環境省の熱中症予防情報サイトに、イベント主催者向けのガイドラインと、準備状況のチェックリストがあります。

参考にした公的な情報

会場ごとにルールは異なります。申込前と開催前に、主催者が公開する最新の募集要項をご確認ください。